HSPが現場監督に向いていない理由

建築

こんにちはHSS型HSPの白髪メガネのさちこです。自身がHSPと知らずに現場監督をしていた頃を振り返り、この職種がHSPには向いていないと思った理由について記事にしました。HSPの仕事選びとして参考になれば嬉しいです。

※HSPについては『HSPと診断されたら、どうしますか?』のブログをご参考ください。

何故、現場監督になったのか

現場への好奇心・探究心が止まらなかった(HSS型気質あるある)そして経済的な事情、ダブル大学生の学費工面の必要あり。後は面接官の『契約期間の一年やって決めたらどうですか』の言葉に背中を押されました。そして一年でこの職種を断念。

やはり一番問題なのは仮設トイレ

面接の際に、女性専用の仮設トイレがありますと言っていたが・・・配属先の職場では仮設トイレに対しての気遣いはありませんでした。実際に私は仮設トイレを使う事はなく、駅のトイレ・コンビニ・ドラッグストア・飲食店・公園トイレで用を足しておりました。仮設トイレは使う人の為に常に掃除をして綺麗にするよう努めていました。外構工事になると仮設トイレは撤去されオープン式朝顔トイレになります。これって男性のHSPにも辛い状況ではないでしょうか?

過酷な環境

環境に敏感なHSP、現場は夏は暑く冬は寒いです。灼熱の太陽のなかで基礎鉄筋の配筋検査、粉雪舞うなかで解体工事を見守ることもありました。仮設現場事務所が設置されると少し楽になりますが、小さな現場だと休憩室も兼ねるので、その時は居場所がありません(基本ひとりが好き)検査・点検も兼ねて暑さ寒さに耐えて現場をウロウロする事が多いです。

騒音がいっぱい

ご想像の通り騒音だらけです、音に敏感なHSPには地獄のような毎日です。

タバコ問題

現在、どの現場でも敷地内は基本禁煙ですが、現場作業員にはスモーカーの人が多いです。

わがままに振り回される調整役

気配りが優秀なHSPにも限界を超える無数の調整事項、建築工事の工程計画があるものの予定通りには進まない、工事自体早めに終わった方が元請けには利益率が高くなるわけで、上司からのプレッシャーあり、法定・行政の検査あり・・・そして業者同士のバトルにも巻き込まれがち。

優しすぎると業者から舐められる

困る人を助けたい、人の言うことを純粋に信じるHSP気質。業者に対して厳しい態度をとる同僚の現場監督さんに困惑するも、甘い顔をして、舐められたり馴れ合いの関係を避けるためと知る。しかし厳しい態度ができない。

現場事故発生

自身の現場ではなくても、他支店、同僚の現場で事故が発生した場合には、情報の共有と注意喚起があります。大怪我や死亡の話でHSPのメンタルは崩壊状態(共感能力が強すぎるため)

心配で眠れなくなる

現場を持つと担当現場の引き渡しが終わり、一ヶ月点検が終了するまで心配事(極度の心配性)が尽きないため、眠れなくなります。お陰さまで体重は通常のマイナス5Kgとなりましたが、45Kgを切ったあたりから生きた心地がしなくなりました。あっ通常体重は49Kgです。

まとめ

以上の理由によりHSPに現場監督の仕事は向きません。HSS型HSPならではのやらかし仕事でした。あくまでもHSP(繊細さん)の敏感すぎる反応です。普通の人はここまでの辛さはないと思います。多分。

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